会話集・画像の引用について
会話集は全て映画「パルプ・フィクション」から引用しています。
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
オーバードーズ篇
「ツイストコンテスト」で優勝した2人は、意気揚々と「マーセルス家」にご帰還します。
2人でノリノリで踊りながら帰ってきてたので、マリリンの持っていたトロフィーが貰えたのが
よっぽど嬉しかったんでしょうね。
ちなみに、あの「ツイストコンテスト」は何組が挑戦したんでしょうね。
もしかしたら「ミア&ヴィンセント組」しか挑戦してないということは無いでしょうか?
それだとしたらちょっと微笑ましいですね。
オーバードーズ
さて、ヴィンセントですが、ちょっと「変な気持ち」が沸き上がってきてしまっています。
こういうのも"気まずい"沈黙?
・・・さぁ、何て言うのか分かんない。
・・・フッ、、、
お酒!音楽!
"小便"行ってくる、、
そこまで"ハッキリ"言わなくてイイと思うけど~!
でも、イッテラッシャ~イ!
(ミアを見つめて)・・・
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
お分かりいただけただろうか・・・?
ヴィンセントさん、完全に「ボスの女房」相手に「ムラ」ついてきてしまっていますね~。
これはヤバイっすね~。
「ボスの女房」を抱いてしまったら、、、考えただけでもオソロシイ。
「ショットガン」でタマを吹き飛ばしかねないですからね~。。
そんなヴィンセントはトイレの鏡の前で「性欲のコントロール」を始めます。
ミアがヤバイ状況になっているとも知らずに。。
(鏡の自分に"言い聞かせる"ように)
1杯だけだぞ?"1杯"だけ。。
礼儀正しく、"ホント"に飲むだけだ。
それも"さっさ"とな。
"おやすみ"を言って、引き揚げる。
(歌い、踊りまくる)
(踊り疲れてソファに座る)
んふぅ~、、、
イイか?お前はマーセルスに"試されてる"んだ。分かるな?
"忠誠心"を失くしちゃイケナイ。
そうだ。。"忠誠心"は大事だからだ。
(タバコを取り出す)
(ヴィンセントのコートからZIPPOを出し、タバコに火をつける)
(タバコを2回吸い、ZIPPOで遊び始める)
(またタバコを1回吸い、ZIPPOをコートのポケットにしまう)
(コートのポケットにあった"ビニール袋に入った白い粉"を発見。)
(しばらく見つめながら指で"こねくり"回す)
("白い粉"に向かって)ハロー、、、
いいな。。
トイレを出たら"おやすみ、とっても楽しかったよ"って言うんだ。
玄関を出てクルマに乗ってウチに帰って"マス"カイて寝る。それで終わりだ。
("白い粉"をテーブルに広げ、"スニッフィング"の用意をする)
(タバコを1回吸い捨てて、上着を脱ぐ)
(一気に"スニッフィング"!)
(第一段階:鼻粘膜の"異常"感)
(第二段階:"意識混濁"と鼻からの出血)
(第三段階:"昏睡"状態)
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
いや~、ヤバイっすね~。
演技とはいえ、「薬物の恐ろしさ」をまざまざと見せられます。
伏線:「ヘロインをビニール袋に入れた」の回収
ここで伏線の「ヘロインをビニール袋に入れた」を回収します。
ヴィンセントは劇中で「注射」でヘロインをキメているので、
多分鼻から吸引(スニッフィング)したらヤバイ薬物なのでしょうね。
でもミアは、ビニール袋に入っているから
「コカイン」だと勘違いしてしまったわけですね~。
なので、鼻から吸引(スニッフィング)してしまいました。。
ヘロインを鼻から吸うとどうなるか?ホントの所は分かりませんが、
こんなんなっちゃうよ、ってことでしょう。
マジコワイっす。
薬物は「ダメ!ゼッタイ!」ってことが良く分かります。
ナンテコッタ!パンナコッタ!
「性欲コントロール」にようやく成功したヴィンセントは
ミアに「帰る」と告げますが、ミアからの返事はありません。
そのころミアは。。。
じゃあミア、、、、オレぁもう"帰る"から!
イイね、、
(第四段階:昏睡状態&"嘔吐")
"ウソ"だろ、、!
何"ヤッ"たんだ?おまえ、、、
こんなの"アリ"かよ!チクショウ!
ナンテコッタ、、どうして、、?
冗談じゃねえよ!"フザケ"やがって!!
起きろミア!"クルマ"に乗るんだ!
クルマまで"歩く"んだよ!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
さぁ、大変なことになりました!!
1杯飲もうと思ってたのを止めて、もう帰ろうと決心したヴィンセントですが、
ミアの姿を見て一変!
さっきまでの「ムラムラ・ヴィンセント」はどこかへ吹っ飛んで行き、
「アセアセ・ヴィンセント」が出てきました。
どうする?ヴィンセント・ヴェガ!
次は「テンパリ・ヴィンセント」が登場します!
出ろランス!出ろよォ!
「ボスの女房」が自分のヤクのせいで死んじまった、なんて話は
絶対自分が助からないことを意味しています。
何とか「ボスの女房」を蘇生するために、
ヴィンセントは迷わず「ヤクの売人」ランスの家に向かいます。
家に向かうだけじゃなく、携帯でランスに電話します。
この判断力、いや、決断力は大したもんですね。
最初っから「ヤクで何かトラブルがあった時はランスを巻き込もう」と
考えていたのかも知れませんね。
ちなみに1994年現在で携帯電話を持っているのは、なかなか最先端ですよね。
果たしてランスは電話に出るのでしょうか。。
(マリブで無茶な"運転"をするヴィンセント)
頼むよ!死ぬなミアぁ!
カンベンしてくれよ!
(携帯電話を取り出し、電話をかける)
(呼び出し音が鳴り)出ろよ!
(電話が鳴っているが、"のんき"にテレビを見ている)
(呼び出し音が鳴り続ける)"出ろ"ランス!出ろよォ!
(鳴っている電話を気にしながらも、まだ"テレビ"を見ている)
(メンドクサそうに電話に出ようとする)
ラ~ンス!"電話"が鳴ってんじゃないよォ!
聞こえてるよ、、、!
客には"夜中に電話すんな"って言ったんじゃないのォ!?
あぁ、"言って"あるよ。
今この非常識な"バカ"に同じこと言ってやるつもりだよ!
(タバコをひと吸いして受話器を取る)
もしもし!
ランス!ヴィンセントだ!
えらい"ヤバイ"コトになった!
今から"ソッチ"行っから!
え?ちょっちょっちょっちょっと待ってくれ!"何だよ"それ!?
えらい"ヤバイ"コトって何だよ!?
オンナが"ヤク"のやり過ぎでヤベエんだよお!
"ウチ"に連れてくんなよお!
冗談じゃねえよ!オイ!
やめてくれ!ゼッタイそんな"ヤバイオンナ"、
"ウチ"に連れてくんじゃねえぞ!
しょうがねえだろ!
"ヤク"のやり過ぎかッ!?
イマ"隣"でクタバリかけてんだよ!
よ~し、落ち着け。
落ち着いてまず"病院"に行け!
それから"弁護士"を呼ぶんだ!
"ムリ"だね!
オレは関係ねえだろ!
何でオレまで"巻き込む"んだよ!オイ!
自分の"責任"だろ!何とかし、、、
ひょっとして"携帯電話"でかけてんのか?
お前なんか知らねえよ!
誰だコイツ!
ゼッタイ来んな!もう切るぞ!"イタズラ電話"はよせ!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
ヴィンセントもテンパってますが、ランスもテンパってますね~。
「携帯電話でかけてんのか?」からの「お前なんか知らねえよ!」って
ぶっちゃけ意味が分かんないっすよね。
「いや、もうバレてるから!」
「アンタがランスだってこと、ヴィンセントにバレちゃってますから~!残念!」
って感じです。
ランスは何故、「シラ」を切りとおせると思ったのでしょうか。
相当テンパってたんでしょうね~。