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【パルプ・フィクション】ネタバレ考察!会話集!ヴィンセント&ミア篇①フォックス・フォース・ファイブ!

会話集・画像の引用について

会話集は全て映画「パルプ・フィクション」から引用しています。

字幕翻訳:戸田奈津子

吹き替え翻訳:徐 賀世子

ヴィンセント&ミアの場合

ミアはボス「マーセルス・ウォレス」の若い女房です。

ヴィンセントはマーセルスに「ミアの世話」を頼まれます。

ジュールスは「ミアの世話」と聞いて、「頭に銃を突きつける」ハンドサインをしたので、

「世話」という言葉には、隠語で「始末する」「殺す」などの意味もあったのでしょう。

でも今回は「普通にお世話する」「相手をする」「エスコートする」という意味合いです。

そんなミアの相手をする為に、ヴィンセントはミアの家

(マーセルスの家と言った方が正しいか?)に向かうのですが、その前に、、、

ランスん家での会話は「伏線」ばっかり

ヴィンセントはランスの所に寄ります。

ランスはいわゆる「ヤクの売人」ですね。

ヴィンセントはここで「ヘロイン」を購入します。

伏線:「ヘロイン」を「ビニール袋(パケ)」に入れた。

ます1つ目の伏線は「ヘロイン」を「ビニール袋」に入れた。です。

ヴィンセントとランスのやり取りはこんな感じです。

よし、じゃ"格が違う"の3グラム。

OKぇ~!

お前が言うほど良かったら、もう"1000ドル"買いに来る。

でも、そんな残ってたかな~。あればイイんだけど。。

ま、無かったらオレの"プライベート"の分を分けてやっから。

オレぁ"優しい"人間だからさ。

あ~、"バルーン"が切れちゃったな~、"ビニール袋"でイイ?

あぁイイよ。

よ~し、今持ってこさせる。

ハニ~!!

キッチンから"ビニール袋"と、口を縛る"ハリガネ"持ってきてくれるぅ~?

わかった。

画像出典:映画「PULP FICTION」

字幕翻訳:戸田奈津子

吹き替え翻訳:徐 賀世子


ここですよ。

「あ~、バルーンが切れちゃったな~、ビニール袋でイイ?」

これが伏線ですね。

スゲー何気ない会話ですが、

実はコレ、結構な「伏線」だったんです。

ピアスだらけの変な女

「ピアスだらけの変な女」こと「ジョディ」ですが、

個人的には「パルプ・フィクション」に出てくる女性キャラの中で

一番カワイイと思っています。

ヴィンセントにはその魅力は分からなかったようですが。。

なぁ、"トルーディー"のコトどう思う?

トルーディー"カレシ"いないんだよ。よかったら一緒に"トリップ"するか?

"トルーディー"ってどっちだ?

"ピアス"だらけの変な女?

いや、"アレ"はジョディだ。

俺の"女房"。。

、、、ハッ、ッハハハ、、大した"オンナ"だ!

アリガト。。

画像出典:映画「PULP FICTION」

字幕翻訳:戸田奈津子

吹き替え翻訳:徐 賀世子


これ気まずいっすね~。

誤魔化して笑うのは日米共通なんですね~。

言うのも、言われるのもイヤな言葉です。

伏線:ヴィンセントの「クルマ」に対する「愛」

その後、「クルマを傷つけられた!」とヴィンセントがキレていますが、

個人的にはこれも「伏線」だと思ってます。

まだ"マリブ"に乗ってんの?

あぁ、、"アレ"か。。

こないだ"ひでえ目"に遭っちまった。

どした?

"傷モノ"にされた。

ホントかよ!そりゃひでえなあ!

"ひでえ"ったらねえよ、、!

旅行で3年預けててさあ、出して"5日目"でどっかのバカがキーで傷つけやがって!

そういうヤツぁ"死刑"にすりゃあイイ!

裁判も陪審もナシで、即"死刑"にすんだ!

ホント、やった"ヤツ"をとっ捕まえたいぜ!

犯人を捕まえられるんもんなら、オレぁ"なんだって"するねえ!

どうやったって探し出したい!

ホント、"あったま"来るヤツだぜ!

まったくだ!

人のクルマを傷つけるなんて、"ゴキブリ"以下だ!

やりてたいなら、クルマじゃなくて"オレ"をやりゃあイイ!そうだろぉ?

あったりまえだ!

クルマは無いだろ!"クルマ"はぁ!

画像出典:映画「PULP FICTION」

字幕翻訳:戸田奈津子

吹き替え翻訳:徐 賀世子


これだけ自分の「クルマ」は大事だとヴィンセントに言わせておくことによって、

後のシーンが面白く観えるってわけですな。

そんなヴィンセントは、その場で「ヘロイン」をキメ、

愛車の「マリブ」でマーセルス家に向かいます。

一方、ミアは自宅で「コカイン」をキメてから、ヴィンセントと合流します。

「マリブ」を傷モノにした犯人とは...

ちなみに「マリブ」に傷をつけたのは誰か?について

以下の記事で紹介していますので、

もしよろしければ見てやってください!

マリブを傷モノにしたのは誰だ!?はコチラ!

【パルプ・フィクション】ネタバレ考察!小ネタ集!

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ジャック・ラビット・スリムにて

「ジャック・ラビット・スリム」ってのはレストランです。

いや、モノマネの「ショーパブ」の豪華版といった感じでしょうか。

店内には昔テレビを賑わせた人のソックリさんたちであふれかえっています。

こういうとこ、日本にもあってもイイですよね。

日本の「ショーパブ」は顔というより「声」や「歌声」が多いですから、

こんな感じで、見た目が似てる人を集めたレストランっていうのも面白いと思います。

さて「ジャック・ラビット・スリム」に着いたミア&ヴィンセントは、

「エド・サリヴァン」のソックリさんである、受付のオジサンと話します。

この人イイ味出してますね~。

でも、ちょっと「トロい」感じなので、

ミアは「車の席よ!」とちょっとイライラ。

この辺も直球な感じです。

席に案内されると、

今度は「バディー・ホリー」のモノマネをした

「スティーブ・ブシェミ」がオーダーを取りにやってきます。

コレ、恥ずかしながら、最近気づきました。。

イイ味だしてんな~とは思っていたのですが、

最近になって、

「あれ?これは俺の大好きなスティーブ・ブシェミじゃないかぁ?」

となったわけです。

とまあ、そんなこんなでオーダーをとるシーン。

ハーイ、"バディ"です。ご注文をどうぞ~。

えーっと、"ステーキ、ステーキ、ステーキ"、、

あー、コレコレ、"ダグラス・サーク・ステーキ"。

これ頼む。

焼き方は?

"真っ黒コゲ"か"ナマナマ焼け"か。

"ナマナマ焼け"、それからあと、、"バニラ・コーク"、、、。

そちら様は?

ワタシはえーっとぉ~、、、

"ダーウッド・カービィ・バーガー"、、"ナマナマ"で。

あと~、"5ドル"のシェイク。

"マーティン・ルイス"?"アモス・アンディ"?

"マーティン・ルイス"で。

シェイクが"5ドル"もするのか!?

んぅ~。

ただのシェイクが?"ミルク"と"アイスクリーム"の?

だとおもうけど。

それが"5ドル"?

んぅ~。

"バーボン"とか入ってるわけじゃなくて?

いえ。。

一応聞いただけ。

じゃあどうぞごゆっくり~。

画像出典:映画「PULP FICTION」

字幕翻訳:戸田奈津子

吹き替え翻訳:徐 賀世子


いいっすね~。

英語字幕を見ていて気付いたのですが、

バディがミアのこと「ペギー・スー」って呼んでるんですよ。

これなんなんでしょうね。。と思って調べたら、

ウィキペディアに↓こんな話が載ってました。

「ペギー・スー」 (Peggy Sue) は、バディ・ホリー、ジェリー・アリソン(英語版)、ノーマン・ペティによる楽曲。1957年7月にバディ・ホリー・アンド・ザ・クリケッツ(英語版)のシングルとして発表された。1958年のバディ・ホリーのアルバム『バディ・ホリー』にも収録されている。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では194位にランクインしている。


この曲は元々、バディの姪(彼の妹パット・ホリー・カイターの娘)に因んで「シンディ・ルウ Cindy Lou」と呼ばれていた。後に、クリケッツのドラマーであったジェリー・アリソンのガールフレンド(後の妻)であるペギー・スー・ゲロンに因んで「ペギー・スー」と改題された。


ホリーは死の直前の1958年に、この曲の続編に当たる「ペギー・スーの結婚(英語版)」を録音しており、死後の1959年にクリケッツによってオーバーダビングした上でリリースされた。

出典:ウィキペディア



日本人の自分にはよくわかりませんが、

「バディー・ホリー」と言ったら「ペギー・スー」なのかも知れませんね。

それで、ミア&ヴィンセントですが、見事に価値観の違いが出てますね~。。

唯一同じだったのは「ナマナマ焼け」の部分だけでした。

「真っ黒コゲ」か「ナマナマ焼け」か

「真っ黒コゲ」か?「ナマナマ焼け」か?って

何て英語を和訳したんだろう?と思って、

英語字幕を見てみました。

  • 真っ黒コゲ:Burnt to a crisp
  • ナマナマ焼け:Bloody as hell

「Burnt to a crisp」は直訳すると「焦げてパリパリ」。

「Bloody as hell」は直訳すると「地獄のように血まみれ」

言い方がウケますよね。

英語の勉強にもなります。

勉強にはなるけど、「パルプ・フィクション」で覚えた英語は

ネイティブの人たちには使わない方が良さそうな気がしますね。

ダーウッド・カービィ・バーガー

ミアのオーダーシーンの音声を英語で聞いたところ、

「ダーウッド・カービィ・バーガー」と発音していますが、

これ、本当は「ダーワード・カービィ・バーガー」なんじゃないかな?と。

というのも、「ダーウッド・カービィ」ではなく、

「ダーワード・カービィ」なんですよ。実在するのは。

1950~1960年代の司会者・アナウンサーのようです。

「ダーワード・カービィ」

「ダーワード」のスペルを読み間違えて

「ダーウッド」になってしまったんじゃないか?という説が

まことしやかに囁かれているようなんです。。

これは、「ネイティブ・スピーカー」でも読み間違えることがあるとかないとか。。

と言っていたのは、アメリカ留学経験のある友人です。

タランティーノとしては、

「ボスの若い女房がダーワード・カービィなんて知るわけない」

という設定しにして、

あえて読み間違えさせたんじゃないかな?と思うわけですよ。

知ってるはずないじゃない(笑)

ミアもオランダに1年に1回行くという話。

ねえ、マーセルスが言ってたわ。"アムステルダム"に行ってたって。

そうだよ。

どれくらい行ってたの?

"3年"とちょっと。

ワタシも1年に1度1か月くらい"遊び"に行くの。

ホントに、、知らなかった。

知ってるはずないじゃない(笑)

画像出典:映画「PULP FICTION」

字幕翻訳:戸田奈津子

吹き替え翻訳:徐 賀世子


いや~、ミアに「知ってるはずないじゃない」と言われてしまったヴィンセントさん。

ハズイっすね~。

ミアもそこは拾わなくても良いような気がしますが、

拾うことによって「マウント」をとろうとしたのでしょうか。

でもヴィンセントも黙ってません。

「フォックス・フォース・ファイブ」の話で、

負けじと「マウント」をとりに行きます。

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