ブッチ&ヴィンセントの場合
次に同じ場所で交わしたブッチとヴィンセントの会話を見てみましょう。
ブッチとヴィンセント、主人公と言われるこの2人が出会いました。
出会い方としてはサイアクですね。
子供みたいなヴィンセント
ヴィンセントは「ミアとデート」について
バーテンからイジられたので、ちょっと機嫌が悪いです。
その機嫌の悪さからなのか、
元々の性格なのか、
八百長をするブッチを下に見ていたのか、
ちょっと理由は分かりませんが、
ヴィンセントはブッチにも噛み付きます。
ヴィンセントは誰にでも噛み付きますね~。
ナニ、人のこと見てんだよ、、、!
見てねえよ!"ヘボボクサー"、、、
(明らかに挑発した顔)
(イラ~ッとした顔)
なんだぁ、、、?
聞こえただろ?"サンドバッグ"。
(メンチ切る)
(メンチ切る)
ヴィンセント!来てんのか、、、!
"カワイイ"ヤツ、早くこっちへ来い!
(マーセルスの元へ向かう)
(まだメンチ切る)
いつから来てたんだ?
今です。
どうも、お久しぶりです。
元気そうじゃねえか。
ちょっと"太った"か?
(まだまだメンチ切る)
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
まるで子供のような悪口ですね~。
「ヘボボクサー」、「サンドバッグ」。。
ストレートにバカにします。
マーセルスが「ちょっと太ったか?」と聞いているのがウケますね。
ナニワトモアレ、ここで因縁が出来るわけです。
ちょっとプロレス的ですね。
まさかの会話ナシ!
ブッチとヴィンセントが2回目に会ったのは、
というより「遭ってしまった」のは、ブッチの自宅アパートです。
ブッチが「八百長試合」を「ブッチ」してしまったので、
殺るためにブッチのアパートに来ていました。
そこにブッチが現れます。
オヤジの形見の「金時計」を取りにきたのです。
ブッチ危うし!と思われましたが、
ここでまたしてもトイレに入っていたヴィンセント。
(部屋に入る)
(警戒しながら中へ)
(金時計を回収する)
(誰か居ないか見回り、キッチンへ)
誰もいねえじゃねえか。。(ニヤリ)
("Taster Pastries"をトースターに入れ、スイッチON)
(ふと何かに気付く)
(周りを見回す)
(キッチンにて"MAC-10"を発見)
("MAC-10"を手に持つ)
(トイレを流す音)
(トイレから出てふと目をやると、、、)
("MAC-10"を構えたブッチが!)
(ブッチと目が合い、固まる)
("MAC-10"を構えたままヴィンセントを見る)
("Taster Pastries"が焼き上がり、トースターが鳴る!ピーピーピー!)
(ピーピーピー!と同時に引き金を引く)
(胸から腹にかけて複数発被弾)
(そのまま後ろに飛ばされ、トイレの中へ)
(ピーピーピー!の中、しばらく"MAC-10"を眺める)
(ピーピーピー!の中、"殺った"かどうか確認のためトイレへ)
(ピーピーピー!の中、"浴槽"に座る体制で絶命!!)
(ピーピーピー!の中、"脅威の排除"を確認)
(ピーピーピー!の中、ティッシュで"MAC-10"の指紋を拭き取る)
(ピーピーピー!の中、外に出る)
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
更に、あろうことかキッチンに「MAC-10」を置きっぱなしです!
しっかし「サプレッサー」が「バカ太い」っすよね~。ステキです。
その後は「あ~あ」という感じですね。
ジュールスが居ればこんなことにはならなかったでしょうに。。
というより、ジュールスは「いつかはこうなる」ことを予想していたので
引退したのかも知れませんね~。
こんな大事なシーンですが、
ブッチもヴィンセントも一言も発していません。
「見せ方」も色々あるもんですね~。