SF サスペンス

【ゼイリブ】ネタバレ考察!OBEY...「サングラス」で「洗脳」を暴け!| B級映画

作品情報

作品名

ゼイリブ(原題:They Live)

公開年

1989

監督

ジョン・カーペンター

脚本

フランク・アーミテイジ

製作総指揮

シェップ・ゴードン

アンドレ・ブレイ

出演

ナダ|ロディ・パイパー

フランク|キース・デイヴィッド

ホリー|メグ・フォスター

浮浪者|ジョージ・バック・フラワー

ギルバート|ピーター・ジェイソン

宣教師|レイモン・サン・ジャック

髭の男|ジョン・ローレンス

親方|ノーマン・オールデン

父親|ジェイソン・ロバーズ・Jr

テレビの女優|スーザン・ブランチャード

結論(三行でまとめると)

元プロレスラーのロディ・パイパー

地球を支配する「宇宙人」相手に

いっしょうけんめい抵抗する映画

もう少し詳しく言うと

  1. 流れ者のナダ(ロディ・パイパー)が職を求めてロスにやって来る
  2. 建設現場でフランク(キース・デイヴィッド)に出会い、「貧民キャンプ」に誘われる
  3. テレビから「この世界は「彼ら」に支配されている」という映像が流れる
  4. 近所の教会で「サングラス」発見、街に「彼ら」が紛れていることに気付く
  5. 「彼ら」から逃げる途中、ホリー(メグ・フォスター)と出会う
  6. ナダはフランク、ホリーと共に「彼ら」への抵抗を開始する

見どころ①:世界観

まずはその「世界観」でしょう!

「THEY LIVE WE SLEEP(彼らは生き、われわれは眠る)」てことです。

『自分が信じていた「価値観」は、実は「彼ら」によって

植え付けられた(洗脳された)ものだった!ガビーン!』

て感じですから、

後発の映画(「マトリックス」とか?)に

影響を与えてるんじゃないかな?と思います。

見どころ②:小道具

次に「小道具」ですかね。

「サングラス」や「時計」が小道具として出てきます。

サングラス

教会でパクった「サングラス」、要は「グラサン」ですね。

これを掛けると、「彼ら」「一般人」を見分けることができます。

欲しいですね。

何をどうやったらできるのかは、まったくもって不可思議ですが、

教会の「研究所」的な場所で結構な数を量産してました。

後半では「コンタクトレンズ」にまで小型化することに成功しているので、

実は結構高い「技術力」を持っているんじゃないかなと。

時計

見た目は普通の時計です。

でも「通信機能」が付いていたり、

「緊急脱出装置」が付いていたりと、

これもかなり高性能ですね。

欲しいです。

「通信機能」は思いつきそうですが、

「緊急脱出装置」は思いつかないですよ。

きっと「後付け」で設定に加えたのでしょう。

まぁ「緊急脱出」と言っても、

地面に急に「穴」が開く感じで、とってもチープでしたね。

でもそれは内緒です。

ドローン

「彼ら」のドローンが登場しますが、

とってもチープでカワイイです。

何か分析してるのか「ピコピコ」言ってる間に、

ナダのショットガンに撃ち落されてしまいます。

あんなドローンが街中に飛んでたら気づきそうなものですが。。

サングラスしないと見えないようになってるのかな?

だとしたら、MGSの「ステルス迷彩」

攻殻機動隊の「光学迷彩」的な技術なのでしょう。

となると、そのドローンさえも発見できる「サングラス」を作った

人類の技術力の方が上のような気もしますね。

この時代から「これからはドローンの時代が来るぞ!」と予想していた

ジョン・カーペンター監督は先見の明がありますね。

見どころ③:看板

次にやはり「看板」でしょう。

この発想はとても好きです。

「サングラス」を掛けると、

「彼ら」からの色々なメッセージ(サブリミナル・サイン)を観ることができます。

  • OBEY(服従しろ)
  • NO INDEPENDENT THOUGHT(考えるな)
  • MARRY AND REPRODUCE(結婚し出産せよ)
  • BUY(買いなさい)
  • WATCH T.V.(TVを見よ)
  • CONSUME(消費せよ)
  • DO NOT QUETION AUTHORITY(お上に逆らうな)
  • THIS IS GOD(これは神だ)

個人的には「お上に逆らうな」ってのがツボですね。

「お上(おかみ)」って(笑)

江戸じゃないんだから。

あと、1ドル紙幣が「これは神だ」ってのもウケますよね(笑)

ずいぶんチープな神、いや紙?ですよ。

監督はその辺も「皮肉ってた」のかもしれませんね。

サングラスを掛けると「裏のメッセージ」、

外すと「普通の看板」というのを上手く合成して同画面上で、

半分より上は「普通の看板」、半分より下は「裏のメッセージ」

という具合に見せるシーンがあったのですが、

全く違和感が無くて、とても面白かったですね。

見どころ④:特殊メイク

あとこの映画に欠かせないのが、

「彼ら」の「特殊メイク」ですね。

これ、1人の人がほぼ全ての「彼ら」を演じたみたいですよ。

男も女も。

ちなみに警察の「彼ら」は背が高い人だったようで、

足りない身長は台に乗って補って撮影したようです。

あのマスク、欲しいですね。

ハロウィンに持ってこいです。

見どころ⑤:「彼ら」の本拠地

前述の「時計」の「緊急脱出装置」で難を逃れた

ナダとフランクが迷い込んだのは、

「彼ら」の本拠地でした。

ここは何か殺風景な「地下通路」みたいなトコでしたね。

「彼ら語」ともいうような謎の読めない言語が通路の壁に書かれていました。

あの字を全部マスターして、

誰かフリーフォントを作ってくれないかな~。

殺風景な地下通路から急に豪華なホテルみたいなトコに出るのは、

ちょっと人類のセンスでは考えられない動線というか間取りですよね。

あと、アレもありましたね。「宇宙港」(笑)

いや、アレもチープでいいっすよね~。死ぬまでに一度乗ってみたいっす。

USJとかやってくれないかな~。

見どころ⑥:その後の「ゼイリブ」

ナダの活躍により

全てが明らかになった後の世界を

想像するととても愉快ですね。

会社の同僚・上司・部下、付き合っている相手、TVに出ている俳優から

お隣さん、もしかしたら自分の親族にも「彼ら」が紛れているかもしれません。

「彼ら」の存在が明るみになった後、

自分はどうするでしょう?

今まで通りに付き合っていけるんでしょうか?

政府とかはどう動くんですかね?

そんなことを妄想しているととても幸せな気持ちになります。

音楽について

エンドロールのテーマ曲は

そのまんま「They Live Main Theme」です。

有名な話ですが、この曲は監督のジョン・カーペンターが(アラン・ハワースと)作った曲です。

カーペンター監督は何でもやりたがる人ですね~。

マジ尊敬します。

この作品を観る方法

この作品を観るためには、いくつか方法があります。

①VOD等で観る

まずはVOD等で観る方法です。

「DVD/Blu-rayを買うほどでもないけど観たいなぁ~」という方は多いと思うので。

②DVD/Blu-rayを購入する

「こりゃ俺のライブラリに入れないとダメな作品だぜ!」という方は

DVD/Blu-rayを購入する、という方法があります。

スゲーのありました!

Blu-ray(初回限定版 [Blu-ray])

これ持ってる人は

いわゆる「ガチ勢」ですね。

欲しい。

Blu-ray(4Kレストア版 UHD+Blu-ray【4K ULTRA HD】)

ちなみに、自分はこれを買いました!

いやいや、「そんなにお金はかけられないよ~!」という方は

「DVD」という手もあります。

DVD

その他関連商品

フィギュア/ぬいぐるみ

または、「俺は昔からフィギュア一本だ!」という方にはコレ!

フィギュア(「ネイダ」8インチ アクションドール)

どうやら「ナダ」ではなく、

「ネイダ」派のようです。

とっても欲しいですが、

我が家の「彼ら(子供たち)」にバラバラにされそうです。

フィギュア(「彼ら」8インチ アクションドール)

これも欲しいですが、

これも「彼ら」にバラバラにされそうです。

悪い「彼ら」をやっつけろ!なんつって。

ぬいぐるみ(Nada)

「ナダ」と読ませるのか、

「ネイダ」と読ませるのか、

迷った結果、「Nada」とした感がありますね~。

パンフレット

「パンフレットが欲しい!」という方にはコレ。

30周年記念のパンフですかね。

マニアなら持っていたいところですが、

どのくらいの大きさで、どんな内容なのかが書いてないので、

「ダメなモノならどっかで売る」覚悟を持って買う感じですかね。

Tシャツ

ここからはTシャツゾーンです。

Tシャツ(Alien Face)

個人的にはこれが一番好きですね~。

Tシャツ(CONSUME)

背景の「グルグル」模様で早速「洗脳」されそうです。

「洗脳したい相手」と会うときに着るのが良いと思います。

Tシャツ(Politician's Speech)

「TV画面」感が出ていて良いですね~。

若い人は知らないかも知れませんが、

昔のTVはみんなこんな画質でしたからね。

Tシャツ(ゼイリブ1)

これが一番有名なジャケ写のTシャツですね。

Tシャツ(ゼイリブ2)

ゼイリブの世界の混沌さを表現しているのでしょうか。

バッグ

バッグ(ロゴ&ゼイリブ星人 ティントート)

ていうか、「彼ら」って「ゼイリブ星人」ていうんですか?(笑)

このバッグを持つには、

それなりにブッ飛んだカッコをしてないと、

バッグだけ浮いてしまうことになりますね。

自分はモヒカンなので、

持ったら「が~まるちょば」のネタみたいになっちゃうかも。

まとめ

「ゼイリブ」はよく「社会派映画」なんて言われるものです。

確かにそうですね。

その辺の話も興味深いのですが、

個人的にはもっとゼイリブの世界に出てくる

「キャラ」や「モノ」とか「見せ方」なんかに注目したいなと思っています。

例えば「看板のフォントは何ていうフォントを使ってるんだろう?」とか、

「あのマスクの製作費いくらかな?」とか。

まぁ下らないところかもしれませんが。。

ちなみに、ゼイリブグッズって結構出てるんですね。

オフィシャルTシャツとかもあって、

やっぱり結構人気があるのだな~と思いました。

お金があったら、

権利丸ごと買い取りたいですね。

長々とお付き合いいただきありがとうございました!

最後にこの言葉を贈ります。

「おれはガムを噛んでから、銃をぶっ放すぜ、ガムは切れちまった」

では、さようなら。

おやすみなさい。

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