マーセルスの女房が語る「アントワンの一件」
ミアがトイレに行っている間に
何か話題を考えることになったヴィンセント。
ヴィンセントは考えました。
何を話そうか?と。
と、そこで「ちょうど良い話題があったわ~」と思い出します。
何か"話題"考えた?
んん、、、まあね。
だけど、、、
キミ、えらく"イイヒト"みたいなんで、、怒らせたくない。
Ahh!
それって面白そう!
どうってことない"退屈"な、よくある話題じゃななさそうねえ!
何か"ホント"に言いたいことがあるんだぁ?
んん、まぁ、、あると言やあ、ある、、、かな、、
でも、"怒らない"って約束してくれる?
ダメよ!そんなのダメ!
そんなこと"ゼッタイ"約束できないわよ!
何言われるか分かんないんだもん!
約束して、アナタがアタシに"失礼"なコト言って、
アタシが"ムカ"ついて怒ったとするでしょう?
そしたら、アタシ悪くないのに、約束を"破った"ことになっちゃう!
もうイイよ、、忘れて、、、
そんなの"通らない"わよ!
ヒトの"好奇心"を刺激しておいて"忘れろ"なんて、
そんなの"通らない"んだから!
へぇ、そうなんだ、、
それに"アレ"よ~?
約束しない方が、"スリル"があって面白いでしょ?
OK、分かった。
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
ここ、ちょっとミアが回りくどい言い方してますね~。
比較的直球なキャラでさえ、回りくどい一面を持っている、というコトですね。
そしてこの後ヴィンセントは序盤でジュールスと話していた「アントワンの一件」について。
これを「マーセルスの女房」に直接聞くことにします。
何故アントワンは4階から突き落とされるハメになってしまったのでしょうか。。
ちょっと聞きづらい内容ですが、ヴィンセントは切り込みます。
つまり、、"こういう"コトだ。
あぁ、、、
"アントワンの一件"、キミどう思ってるわけ?
アントワン??
"トニー・ロッキー・ホラー"、、知ってるだろ?
窓から"落ちた"んでしょ?
ん~、ん~、、
そういう"言い方"もあるけど、、
他の"言い方"をすれば
"突き落とされた"、、
もっと違う"言い方"をすれば
"マーセルスに突き落とされた"、、、
もっともっと違う"言い方"なら
"キミが原因でマーセルスに窓から突き落とされた"、、、
それ"ホント"なの?
さぁどうだろ、"ヒト"からそう聞いたんだ。。"ヒト"からね。
誰から聞いたの?
色々。
"ヒト"は色々言うのよね。
フ、、フ、、それは言えてる。
おっしゃるとおり。
"遠慮"しないで続けて、他には?
別に"遠慮"なんかしてないさ。ぁぁ~、、
"ヤッた"とか何とかって言ってるわけ?
イヤイヤイヤイヤイヤ、、、
アントワンがキミの"足"を揉んだせいだって。。
それで~?
それだけだよ、ホント、、、"それだけ"、、
(タバコを"ピース"吸いする)
それじゃ、マーセルスは"アレ"?
トニーがアタシの"足"を揉んだから、
4階から"突き落とした"って言うの?
んん~。。
それ"信じてる"のぉ?
アッハハ、、
まぁ~、聞いたときは"納得"できると思ったけど。。
トニーがアタシの"足"を揉んだから
マーセルスに"突き落とされた"って、
それが"納得"のいく話なわけぇ?
いやぁ、やりすぎだけど、"あり得ない話じゃない"ってコト。
ボスがキミをものすごく"大事"に思ってるんだと思えばね。
いっくら女房を"大事"に思ってるからって、それは"異常"よ?
女房の"足"を揉んだくらいでその男を"殺そう"とする亭主がいるぅ~?
でも"揉まれた"んだろ?
トニーがアタシに"触った"コトがあるとしたら"握手"したときだけ。
"結婚式"のとき。
ホントに?
マーセルスが何でトニーを4階から"突き落とした"のか、
理由を知ってるのは、当の"2人"だけよ。
ヤクザ者の"井戸端会議"は"中年オンナ"以上ね~。
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
結局最終的にはミアに「マウント」を取られたカッコになったのでしょうか。
「ヤクザ者の"井戸端会議"は中年女以上ね~。」というセリフがイイっす。
次は「ツイストコンテスト」の時間です!
ジャック・ラビット・スリム...ツイストコンテスト!
ここで「ジャック・ラビット・スリム」の名物コーナー(なのかは知らんが)
「ツイストコンテスト」が始まります。
"レディース・エ~ン・ジェントルメ~ン!"
大変長らく"お待たせ"いたしましたぁ!
世界的に有名な"ジャック・ラビット・スリム"の
"ツイストコンテスト"の時間です!
(ニヤリ、、、)
・・・
見事"優勝"したラッキーなカップルにはぁ~、
今マリリンが持ってる"優勝トロフィー"、、これを進呈します!
では最初のチャレンジャー、
"我こそは!"と思う方、いませんかっ?
"ココ"にいるわよぉ~!!
!!!
踊りたいの!
"ダメ"だよ、、ダメダメダメダメ、、、
"ダメ"よ~、ダメダメダメダメ、、
アタシの夫で、アナタの"ボス"のマーセルスが言ったでしょ~?
何でもアタシの言うこと"ハイハイ"聞けって!
アタシ、ツイスト"踊りたい"の!
"優勝"したいの!
"トロフィー"が欲しいのよ!
あぁ、分かったよ。
踊りゃあいんだろ?"踊りゃあ"。。
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
嫌がるヴィンセントを無理やりステージに引っ張り上げ、2人はダンスを披露します。
これで完全にミアに「マウント」を取られてしまいましたね。。
ミアとヴィンセントのダンスの違い
ここで、2人のダンスの質の違いについて見てみましょう。
ミアは激しい動きのツイストを踊り、
ヴィンセントは落ち着いた動きのツイストを踊っています。
これ、何気なく観ていた方も多いんじゃないでしょうか。
自分もその一人でした。
でも、先日ある友人(アメリカ留学経験のある友人)と話していて、
こんなことを言っていました。
「(現地の)友人の話によると、2人のダンスの質の違いは
キメてる"ヤク"の種類の違いによるものだっていう話だよ。」
具体的に言うと、↓こういうことらしいです。
- ミアはアッパー系の「コカイン」⇒イケイケの激しいダンス
- ヴィンセントはダウナー系の「ヘロイン」⇒落ち着いたゆっくりな動きのダンス
なるほど!と、思ったわけですよ。
これは日本人では分からんな!と。
※ちなみにその友人は一度も薬物を使用したことは無いので、ご安心ください。
※薬物は「ダメ!ゼッタイ!」ですから。