もうメンドクセエや、やっちまおう、って気になるんだよ!
完全に主導権を握ったジュールスは、
何とか誰も死なないようにこの場を収めようとします。
でもハニー・バニーのパニックはそう簡単に収まりそうにありません。
よーし、いいか?オレが"3つ"数える。
3つ数えたら、お前は"銃"を捨てて手のひらをテーブルに置くんだ。
そしてイスに"ケツ"を降ろす。妙なマネするな?ゆっくり"クール"にな。いいな?
1、、、2、、、3、、、
("銃"を捨て、手のひらをテーブルに乗せ、ゆっくりイスに座る)
フゥゥ、、さぁ、"放して放して!"
ヨランダ!"クール"にやるんじゃなかったのか?
お前が怒鳴ると"神経"に障るんだ!
神経に障ると"冷汗"が出る!
冷汗が出ると、オレも"もうメンドクセエや、やっちまおう"、って気になるんだよ!
もし何か、何かやったら"アンタ"を殺す、、、
まぁ"そういう"コトになるだろうな。
でも、オレは死にたかねえ。
アンタだって死にたかねえ、目の前の"カレシ"も間違いなく死にたかねえ!
じゃあ、これからどうする?
それはこういうことだ。
普段なら"鳥の丸焼き"以上の死体にしてやるとろだが、
でもオレはちょうど人生の"転換期"にいるんでな、人は殺したかねえ、助けてやる。
でもこのケースは渡せねえ。なぜなら"オレのモン"じゃねえからだ。
それにコイツのために今朝から"色々"あってな。その苦労を思うと渡せねえんだ。
ヴィンセント!"撃つ"んじゃねえ!
(ハニー・バニーに向かって銃を構える)
(ヴィンセントに気付きクルクル)
何なのよ!"コイツ!!"
(ヴィンセントに銃を向ける)
ヨランダ!大丈夫だ、"ベイビー"、大丈夫だって!
まだ話は終わってない!いいから"オレ"を狙え!"オレ"を狙うんだ!ホラ!
(ジュールスに銃を向ける)
"それ"でイイ!
よーしヴィンセント!お前も"そのまま"だ。オカシナマネはするな~。
"オンナ"に落ち着くように言え!
落ち着け!"ハニー・バニー!"
大丈夫か!?ベビー!
"オシッコ"いきたい。。。
"ウチ"に帰りたい。。
もう少し頑張れ、お前はよくやってる!
よくやってる、"エライ"ぞぉ~。カレシもそう思ってる!もうすぐだからな!
"エライ"って言ってやれ!
お前は"エライ"、、
愛してる。
オレも愛してるよ、ハニー・バニー。
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
このセリフ好きなんですよ。
「もうメンドクセエや、やっちまおう、って気になるんだよ!」
って、別にクチに出して言わなくてもイイ言葉ですよね。
それをあえて言うのがカッコイイと思います。
そして、ここでヴィンセントの再登場です。
やっぱり引っ掻き回しますね~。このヒトは。
この時ばかりはヴィンセントの長トイレが幸いしたのではないでしょうか。
もしヴィンセントがトイレに行ってなかったら、
「レザボア」状態になっていたかもしれませんね。
というか、ハニー・バニーはこんなにパニクるなら強盗には向いてないですね~。
まぁ、きっと元は普通のオンナだったのが、パンプキン色に染まってしまったのでしょう。
「オシッコいきたい」、「ウチに帰りたい」は単純にカワイイです。