作品情報
作品名 |
ダブル・インパクト(原題:Double Impact) |
公開年 |
1991 |
監督 |
シェルドン・レティック |
脚本 |
ジャン=クロード・ヴァン・ダム |
製作総指揮 |
モシュ・ディアマントチャールズ・レイトン |
出演 |
チャド・ワグナー :ジャン=クロード・ヴァン・ダム アレックス・ワグナー :ジャン=クロード・ヴァン・ダム ムーン :ボロ・ヤン フランク・アベリー :ジェフリー・ルイス ダニエル・ワイルド :アロナ・ショウ ナイジェル・グリフィス :アラン・スカーフ レイモンド・ザング :フィリップ・チャン カーラ :コリー・エヴァーソン |
結論(三行でまとめると)
ヴァン・ダムが1人2役で
我らが「ボロ・ヤン」相手に
はしゃぐ映画
もう少し詳しく言うと
- ファニーで都会的なヴァン・ダム
- クールで裏社会を生きてきたヴァン・ダム
- 2人は生き別れの兄弟(双子)
- 2人が赤ちゃんの頃、父を謀殺されている
- 黒幕は父の仕事のパートナー
- 父を謀殺した黒幕への復讐劇が今始まる
我らが「ボロ・ヤン」は黒幕の右腕です。
見どころ①:ボロ・ヤン
やはり「ボロ」でしょう!
主演は「ヴァン・ダム」ですが、
注目すべきは「ヴァン・ダム」じゃあない!
と言いたい!!
ボロの魅力[其の壱]:まったく年齢を感じさせない「筋肉」!!
ボロの魅力といったら、まず初めに思いつくのが
その「筋肉」!!
元々「ボディ・ビル」畑の人なので、
やはり「モノ」が違いますよね。
ちなみに1991年公開当時の年齢は45歳!
45歳となると自分の実年齢が近いですが、
自分と比較すると、、考えられないですね。。
あの筋肉量は!
相当な努力をしているのだろうな~と思うと感服!
尊敬しかありません。
ボロの魅力[其の弐]:力んだ時の「顔」芸!!
ただ、皆さん。
私が声を大にして言いたいのは、
ボロの最大の魅力は、実は「筋肉」じゃあないんです!
観るべきはボロの「顔芸」です!
「顔芸」こそボロの真理!
「燃えよドラゴン」での「ボロ」の力んだ「顔芸」もハンパなかったですが、
今作ではその「顔芸」に磨きがかかった印象です。
劇中にて、船内のドラム缶置き場みたいなトコで
ヴァン・ダムと闘る(2回目)んですが、
ドラム缶で押し潰す時に「ニィィィッ!!」とした「ボロ」の顔芸は
最早「名人芸」の域に達しています。
ここは30回巻き戻して、たっぷり堪能させていただきました。
「力見力(りきみりき)」でも、
この「ボロ顔」を超えることはなかなか難しいかと。
いや、相当なもんですよ。
学生のころ、鏡の前で「ボロ顔」の練習したのが懐かしい。。
ボロの魅力[其の参]:クール・ガイ・ボロ!!
本作では「燃えよドラゴン」の「ボロ」とは
また一味違った「ボロ」を楽しむことができます。
「燃えよドラゴン」の「ボロ」も相当良かったんですが、
「ダブル・インパクト」の「ボロ」は、とっても都会的です。
今流行りの「シティ・ボーイ」ってやつですかね。「シティ・ボーイ」。
襟足なんか伸ばしちゃって、とっても良いです。(ヤンキーみたいです)
目も右目だけカラコン入れてますね。(撃たれちゃったからね)
顔にも線がいっぱい入っていてオシャレです。(要は傷ですね)
スーツもキマってますし。(冒頭はスーツ着てます)
英語が喋れない?のか、ほとんどセリフはありませんが、
「そんざいかんはばつぐんだ!」です。
クールぶったり、ヘラヘラしたり、とっても可愛いですね。
ボロの魅力[其の四]:金的!!(根に持っているのかな?)
だだっ広いコンテナ置き場みたいなトコで
ヴァン・ダムと闘るんですが、
蹴りを「ダッキング」でかわしてからの「金的」が面白過ぎて
20回巻き戻して何回も観てしまいました。
「燃えよドラゴン」の時の「ボロ」の最期が「金的」でしたから、
相当根に持っていたのかも知れませんね~。
「今度は俺が金的してやるぜ!」的な?
見どころ②:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
次に主演の「ヴァン・ダム」ですかね。
1991年公開当時は31歳です。
今回は「1人2役」に挑戦ということで、
「ファニーなヴァン・ダム」と「クールなヴァン・ダム」を
1本の作品で堪能できるというお得感もありますね。
「ファニーなヴァン・ダム」
冒頭の「エアロビ姿(という言い方で良いのか分からんが)」の「ヴァン・ダム」。
その姿のまま「空手クラス」を指導する「ヴァン・ダム」。
孤島でお兄ちゃんと喧嘩した後、「泳いで帰る!」とダダをこねた「ヴァン・ダム」。
とっても「ファニー・ガイ」でした。
「クールなヴァン・ダム」
対して、裏社会で生きてきた「ヴァン・ダム」は
とても「クール・ガイ・ヴァン・ダム」です。
冒頭ではいつも葉巻をくわえてましたね。
悪そうな中国人と裏取引もやってます。
「ジェラシーなヴァン・ダム」
でも、彼女が「ファニー・ヴァン・ダム」といっしょにいることを知ると、
突然嫉妬の嵐に襲われ、妄想が止まりません。
止まらない妄想に苛立ち、酒瓶をラッパ飲みする「ヴァン・ダム」は
もはや「クール・ガイ・ヴァン・ダム」ではありません。
実に2~3分使ってずっとエッチな妄想をしてたから、
とっても「何か」が溜まってたんでしょうね。
という感じで、色々な「ヴァン・ダム」を堪能できる作品なので、
「ヴァン・ダム」マニアックスの皆さんにはたまらない映画となっています。
追伸
「ヴァン・ダム」の右の額、
なんか「ボコッ」って出てますよね。アレナニ?
音楽について
エンドロールのテーマ曲は
「GEN」ていうアーティストさんの
「FEEL THE IMPACT」って曲です。
まぁ、ぶっちゃけ知らないです。
でも、ずっと聞いてると知らない間に「ふぃ~るざいんぱ~♪」と口ずさんでいました。
ちょっとクセになりますね。
この作品を観る方法
この作品を観るためには、いくつか方法があります。
①VOD等で観る
まずはVOD等で観る方法です。
「DVD/Blu-rayを買うほどでもないけど観たいなぁ~」という方は多いと思うので。
②DVD/Blu-rayを購入する
「こりゃ俺のライブラリに入れないとダメな作品だぜ!」という方は
DVD/Blu-rayを購入する、という方法があります。
Blu-ray
いやいや、「そんなにお金はかけられないよ~!」という方は
「レンタル落ちDVD」という手もあります。
DVD
または、「俺は昔からVHS一本だ!」という方にはコレ!
VHS
いや~、このケースからちょっと頭が出てる感じ、懐かしいですね~。
パンフレット
まとめ
「ボロ・ヤン」が出演している作品で、
日本で劇場公開しているものは結構少ないので、
個人的にはこの「ダブル・インパクト」は結構貴重な作品だと思っています。
ヴァン・ダムとボロ・ヤンは公私ともに仲良しなので、
10年位前まではよくSNSで一緒に写っている(だいたいトレーニング風景)
写真がアップされていました。
ボロのクールな表情を見ることができるのも嬉しいですね。
あと、ボロは倉田保明さんとも仲良しですよね。
「Gメン'75」で共演されてましたから。
自分はリアルタイムで観ることはできなかった世代なので、
ボロが出ている回だけ全部観たいのですが、まだ観れていません。
近日中に観たいと思います。
この「Gメン'75」で共演したのをキッカケに
「ファイナルファイト」という映画で再度共演を果たしていますね。
「ボロ」が出演する映画に関しては、
個人的にはストーリーはどうでもよいと思っているので、
「動くボロ」を観ることができる映像作品としては価値があると思っています。
他にも「ツーフィンガー鷹」とかにも出ています。
興味のある方は是非観てみてください。
それでは、長々とお付き合いいただきありがとうございました!