会話集・画像の引用について
会話集は全て映画「パルプ・フィクション」から引用しています。
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
ミスター・ウルフの場合
ミスター・ウルフは判断力がキレッキレです。
さっそくジュールス&ヴィンセントに的確な指示を出します。
が、しかし!
この指示の出し方にヴィンセントが噛み付きます。。
「いやいや、お前のせいでこの状況になってるのに、何で噛み付けるの?」
とツッコミを入れたくなること、間違いナシでしょう。
「あたおか」のヴィンセント
よ~し。
まずハジメにふたりは、"死体"を出してトランクに詰める。
あとジミー。
このウチは"ごく普通"のウチのようだから、
ガレージん"流し"の下に、
"洗剤"やら"クレンザー"やらが入ってると思うんだが、、
ええ!"流し"の下に。
よし!
じゃ、ふたり!"洗剤"を持ってって、クルマん中キレイに掃除する!
手早く"さっさ"とだ。"さっさ"とねえ。
バックシートに乗り込んで、
シートに付いた"脳ミソ"や"頭蓋骨"をこそぎ落とす。
モチロン"血のシミ"も。
ナメたように"キレイ"にしろとは言わないが、出来る限りキレイにしろ!
一生懸命やれば、"パッ"と見て分からないくらいにはなる!
これぁ、一番"ヤ"な仕事だが、やらなきゃ仕方ない。
ベッタリした血を"跡形"もなく拭き取る。
これがスタートだからなぁ。
さてジミー、"リネン類"はどこにしまってある?
"毛布"とか"ひざ掛け"とか
"キルト"とか"ベッドカバー"とか、、
厚みがあって"色の濃い"ものだ。
"白い"ヤツはダメだぞぉ?
それでクルマを"カモフラージュ"するんだ。
フロント、バック、床をキルトと毛布で"シッカリ"覆い隠すんだ。
もし、警官に止められて"中"を調べられたら、
その時は"アウト"だがなぁ。。
パッと見た分には"普通"に見える。
ジミー、じゃリネンだ。
ふたりは"掃除"を始めろ!
"命令口調"だな!
何だと!?
"お願いします"ぐらい言えよ!
(天を仰ぎ、"うわ!コイツ、マジ、、"という顔)
ワタシは"お願い"しにココに来たんじゃない!
"指示"を出しに来たんだ!
"自分の身を守りたい"っていう気持ちがあるなら、
今すぐワタシの言うとおりに動け!
それが"イヤ"なら、今すぐワタシは引き揚げる。
勝手にするんだな。
イヤイヤイヤイヤ、、、"ミスター・ウルフ"~、
"オタク"がいなきゃ、ニッチもサッチも行きませんよぉ。。
"ミスター・ウルフ"。
いいか?オレは別にアンタを"見下してる"ってワケじゃない。
ただ、人から"命令"されるのが嫌いなんだ。
時間が無いから"命令口調"で話してるんだ。
決断も早く、話も早く、、
ふたりとも早く済ませたいなら、早く動け!
、、、ぃやぁ、"どうかクルマのお掃除していただけますかな"?
(ヴィンセントを睨みつける)
そんな"目"で見るな、お前の言いたいことは分かってる。
(外に出る)
("アイツ、マジ、、"という顔)
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
マジでヴィンセントは厄介なヤーツですね~。
自分のせいでこんな状況になってるっていうのに、何故噛み付けるんですかね~。
ミスター・ウルフは自分(ヴィンセント)を助けに来ているのに、
その人間すら敵に回そうとする。
これはどういう心理なんでしょうか?
「我、最強!」と思ってるんですかね。
だとしたらとんだ「中二病」ですね~。
パルプ・フィクションには色々キャラが出てきますが、
実は「ヴィンセント」が一番クセが強いのかも知れませんね~。
しっかし、ミスター・ウルフはオトナですね~。
苦言を呈しながらも、最終的には譲歩してやらせる、っていうのがカックイイですね。
子供のワガママを「いなす」父親のような感じです。
実生活でも応用したいテクニックですね。