脳ミソを「こそぎ」取れ!
とりあえずジミーをなだめて、ジュールスはマーセルスに電話し、救援を求めます。
マーセルスは「ミスター・ウルフ」を向かわせると回答。
これを聞いたジュールスは「ウハウハ顔」に。
マーセルスの会話集は
↓ここにまとめたものがありますので、ご覧いただけると嬉しいです。
マーセルスの会話集アリマス
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さて、この「Mr.ウルフ」とは何者か?
簡単に言えば「掃除屋」ですね。
「掃除屋」ってのは、「殺し屋1」とか「OUT」にも登場しましたね。
要は、「血みどろ現場」をキレイサッパリ、
何もなかったように「掃除」する人たちのことです。
このウルフは非常に有能な「掃除屋」で、指示も完璧です。
マイペースなヴィンセントが変に絡むんですが、
それに対しても柔軟な対応をしています。
ミスター・ウルフの会話集は
以下の記事にまとめましたので、よろしければ見てやってください。
ミスター・ウルフの会話集はコチラ!
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さて、その「ミスター・ウルフ」の指示を受け、
車内に飛び散った「脳ミソ」を掃除するジュールスとヴィンセントですが、
ここで遂にジュールスの怒りが爆発します。
お前の"せい"だ!
てめえ、絶対許さねえからな!
こんな"胸糞"悪いことさせられてよお!
こういう"哲学"知らないのか?
"人はひとたび自分の罪を認めたならその場で赦される。"
聞いたことあるだろう。
よく"しゃあしゃあ"とそんな屁理屈が言えるなあ!!
んな"バカ"なコト言ったヤロウは"アレ"だ!
"バカ"のせいで"脳ミソ"を掃除したことなんかねえんだろう!
やめろジュールス!
いくらオレでも"我慢の限界"ってモンがあるぜ!
言ってみりゃオレは"レーシングカー"だ。
レーシングカーに"火"をつけたら、どうなるか分かるだろう!
レーシングカーに"真っ赤な火"をつけたら、
ハンパじゃなく"アブ"ねえぞぉ?
"ドカン!"といくからな!
おお!おお!"ドカン!"といくのか!
ああ!いつでもいく!
てめえが"車"ならこっちは"キノコ雲"ぐらい"ドカン!"といくぜ!
そこら辺の"B級"の"イカレるヒーロー映画"100本まとめたくらいの
"イカレるヒーロー"になってやらあ!
だいたい何でオレがバックシートで"シコシコ"やってんだ!
"脳ミソ掃除"はお前がやるべきだろうが!
交代だ!交代!
オレが窓を拭くから、てめえが脳ミソを"こそぎ"取れッ!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
まぁ、そうなるでしょうね~。
ジュールスとしては完全に「トバッチリ」ですよ。
「トバッチリ」なのにも関わらず、
「ヴィンセント」のために自分の「ダチ」に迷惑を掛け、
自ら「マーセルス」に電話して「ミスター・ウルフ」を呼び、
脳ミソまで「こそぎ」取るわけですからね。
対してヴィンセントは何の反省もしてないというか、
「悪い」と思ってないんですよね~。
たまにいますよね。こういう人。
その人が原因でみんな大変な思いをしてリカバリしようとしてるのに、
当の本人は「のほほ~ん」として何もやってない、みたいな。
多分ヴィンセントはジュールスに甘えてるんでしょうね~。
ジュールスは言い回しからもわかる通り、「細かい性格」ですから、
ヴィンセントとしては、「コイツに任せときゃ何とかなるっしょ~」みたいなノリなんでしょうね。
他人を上手く使う、という点においてはヴィンセントは優秀なのかも知れません。