エゼキエル書第25章17節
パルプ・フィクションを語るうえで
この話は欠かせないものですね。
ジュールスが人を「殺す(バラす)」時に言う
「贈る言葉」みたいなもんです。
お前"聖書"は読むか?
はぁいぃ、、
聖書の中に今の状況に"ピッタリ"の一説があるって知ってるか?
"エゼキエル書第25章17節"。
"されば、心正しき者の行く道は、"
"心悪しき者の利己と暴虐によって、行く手を阻まれるもの也。"
"愛と善意の名によりて、"
"暗黒の谷より弱き者を導きたる、彼の者に神の祝福あれ。"
"何故なら彼等は兄弟を護る者、迷い子たちを救う者也。"
"主なる神はこう言われる。"
"我が兄弟を滅ぼそうとする悪しき者達に、"
"私は怒りに満ちた懲罰を以て、大いなる復讐を彼等になす。"
"私が彼等に仇を返すその時!"
"彼等は私が主であることを知るだろう。。"
(銃を撃つ)BANG! BANG! BANG! BANG!BANG!
(銃を撃つ)BANG! BANG! BANG! BANG!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
「エゼキエル書第25章17節」の英語版についてはTOPにある動画をご覧ください。
以下の記事でも「エゼキエル書第25章17節」についてまとめましたので、
もしよろしければ見てやってください!
エゼキエル書第25章17節はコチラ!
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【パルプ・フィクション】ネタバレ考察!小ネタ集!
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話を戻すと、ジュールスとヴィンセントで合計9発の銃弾を撃ち込んでますね。
(銃弾の数、間違ってたらスマセン。。)
そんな撃たんでもイイのに。。
ジュールスなりの解釈をパンプキンに述べるシーンがあるので、
もしよろしければ以下の記事も見てやってください。
ジュールスなりの解釈はコチラ!
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ただの偶然なんかじゃねえ!
この辺になると、ヴィンセントはちょっと面倒くさそうにします。
まぁ、これまで何度もジュールスの「回りくどさ」に付き合ってきているので、
当然と言えば当然かもしれません。
トイレに潜んでいた「第4の男」が出てきて、2人に向かって「デカイ銃」を撃ちまくります。
でも、あら不思議、1発も被弾していない。
結果的に2人とも無傷で助かりました。
壁の穴の謎...
何で当たらなかったのか?については諸説ありますが、
この「壁の穴」なんですが、ちょっと不思議なんですよ。
何かっていうと、「銃を撃つ前から”穴”があいてる」んです。
これについても諸説あります。
この謎について、以下の記事にまとめましたので、
よろしければ見てやってください。
壁の穴の謎はコチラ!
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【パルプ・フィクション】ネタバレ考察!小ネタ集!
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もはや「しつこい」ジュールス
その時のジュールスもやっぱり回りくどい、というより「しつこい」です。
なんでオレたち助かったんだ?
("また始まったよ"という感じで)"運"が良かったんだろ?
イヤイヤイヤイヤイヤ、"運"は関係ねえ。
(ちょっと面倒くさそうに)あぁ、かもな。。
"神の力"が働いたんだ。
"神の力"が働くってって分かるか?
(結構な間をおいて)あぁ、わかるよ。。
"カミサマ"が天から降りてきて弾を止めててれたんだろ?
そうだ!!
オレが言ってんのは"そういう"コトだ!!
"神様"が天から降りてきて弾を止めてくれたんだよ~。
(結構面倒くさそうに)そろそろ"引き挙げ"た方がいイイじゃねえか?
話をそらすな!
何が"起きた"か分かってんだろ!?
今ここで起きたことは"奇跡"なんだよ!!
(相当面倒くさそうに)ただの"偶然"だよ"偶然"。
違うね!ゼッタイ!
ただの"偶然"なんかじゃねえ!
(もはや呆れた感じで)"神学論"の授業は車ん中でやるんだな。
それとも"ムショ"で説教タレたいか?
ホントだったら"死んでる"とこだったんだぞ!?
俺たちは"奇跡"が起きて助かったんだ!!
てめえも素直に"認めたら"どうなんだ!!
(もはや"どうでもイイ"という感じで)わかったわかった"キセキ"だよ。。
もういけるか?
(納得いかない顔で銃をしまい、マービンに向かって)行くぞコラ!来い!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
ヴィンセントがとっても「面倒くさそう」ですよね~。
まぁ朝からずっと回りくどい持論を展開されているわけですから、
そりゃ~、相手にするのも面倒くさくなりますよね。。
ジュールスはジュールスで、ヴィンセントのそっけない態度にイラついてる感じですね。
きっとヴィンセントに「共感」してほしかったんでしょう。
一緒に「凄い体験」、ジュールスに言わせれば「奇跡」を一緒に体験した相手だからこそね。
でも悲しいかな、ヴィンセントには何も響いてない。
それが悔しくて、というか嫌だった、寂しかったのかも知れません。
その後ジュールスの機嫌は最悪になっていまします。
確かに、同じ体験を友達としたら、自分も相手に「共感」を求めてしまうかもしれません。
この体験はジュールスの人生観を変えるには十分な出来事だったようです。