ブレットの言い訳
ただオレたちも"残念"だって、、
ウォレスさんとの取引が"こんなふう"な結果になって、
"残念"だって思ってるんです。。
お互い"上手くいく"つもりがこんな、、
最初は"良い方向"に行くつもりで取引を始めたんで、なに、、、
BANG!(何気なく通称「前髪」のロジャーを撃ち殺す)
あぁ、ワリィ、ワリィ。
話の"コシ"を折っちまったな。
"邪魔"する気はなかったんだ。すまねえ。
続けてくれ。
"良い方向に行くつもりだった"とか
"なん"だとか言ってたな。
どうしたんだぁ?
あぁ!もう終わったのか!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
これヒドイっすよね~。
何度観ても「笑える」とても好きなシーンです。
ここだけなら冗談抜きに50回以上は観てますね。
だって、いきなり人を撃ち殺しておいて、「邪魔する気はなかったんだ」は無いでしょ~。
アンタ、メチャメチャ「話の腰を折る気満々」で撃ったんでしょうが!
スゲーウケますよね。
「あぁ!もう終わったのか!」ってものイヤですね~。
目の前で「何気なく」仲間を撃ち殺されて、
言葉に詰まった状態なだけで、「話が終わった」わけではないですからね~。
ここにきての「あぁ!もう終わったのか!」はキツイです!
でも面白い!
きっと、さっきのヴィンセントとの会話でストレスが溜まったんでしょうね~。
ジュールスのイヤ~な絡みは、まだまだ続きます。
マーセルス・ウォレスはどんな「姿かたち」をしてる?
これ、本当にブレットがカワイソウになります。
それじゃあ、ちょっとオレから聞いてもイイかぁ?
マーセルス・ウォレスはどんな"姿かたち"をしてる?
何だって、、?
(テーブルをひっくり返す!ガシャーーーン!!)
お前"クニ(国籍)"はどこだ?
ぇええぇ、、?、、何、、?
"何"なんて"国"どこにもねえだろうが!?
てめえ"アメリカ人"だろ!?
えっええぇ、、?
アメリカだよ!てめえ"アメリカ人"だろうが!?
そうです!!
じゃあ俺が"言ってるコト"分かんだろ!?
分かります!!
じゃあ言ってみろ!
マーセルス・ウォレスはどんな"姿かたち"の男だった!?
うぇ!?うえぁああ、、、
いちいち聞き返すんじゃねえよ!"耳障り"なヤロウだ!このブタ!
今度"聞き返し"てみろ!!
てめえはその場で"あの世"行きだぞ!?コラァ!!
"黒人"で、、
それからぁ?
"ハゲ頭"で、、
"メスブタ"みてえなヤツか!?
えぇっ!?
BANG!(ブレットの肩を撃つ)
ああああぁぁぁーーーーッ!!!!
マーセルスは"メスブタ"みてえなヤツだったか、
聞いてんだよおお!?
ちがーう!!
じゃあ何でメスブタに"突っ込む"ようなマネしたあ!!
してない!!
いや、"した"!
お前は"した"んだよ、ブレット!
マーセルスの"ケツ"にブッ込んだ!!
ちがう、、ちがう、、
だけど、マーセルス・ウォレスの"ケツ"にブッ込んでイイのは、
マーセルスの"女房"だけなんだ!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
いや~、ヒドイですね~、ドイヒーですね~。
「"何"なんて国どこにもねえだろうが!?」っていうのは
日常生活でも応用が利きそうですよね。
どこで使うかは知りませんが。。
あと、さんざん人を追い込んどいてからの
唐突過ぎる「メスブタみてえなヤツか?」って。
これは「えぇっ?」ってなるでしょ。ゼッタイ。
それで撃つって。。
伏線:「マーセルスのケツにブッ込む」
しっかし、「マーセルス・ウォレスのケツにブッ込む」という話は
「前振り」「伏線」だったんだな~って感じですね。
この伏線回収については、
以下の記事でまとめましたので、
もしよろしければ見てやってください!
マーセルスのケツにブッ込むはコチラ!
-
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ちょっと本音出ちゃってない?
それにしてもジュールスさんキレてますね~。
これ、想像ですけど、ちょっと本気でマーセルスの悪口言ってません?
ブレットを追い詰める過程で、
さりげなく自分の本当の気持ちを乗せてるんじゃないかな~と。
「メスブタみてえなヤツか?」とか。
「アントワンの一件」でマーセルスに不信感を抱いているジュールスですが、
マーセルス本人には言えないですよね。
そりゃ自分の「ボス」ですから。
そんなこと言ったらマーセルスに「消され」かねない。
なので、ブレットを追い込むように見せかけて、
実は自分の本心である「メスブタ発言」を合法的に言っているのではないでしょうか?
考えすぎ?
さて、次はいよいよお待ちかね「エゼキエル書第25章17節」です!