蒸し返すジュールス
この後また同じ話を蒸し返して、
ジュールスの回りくどい説明というか反論が始まります。
よほど気に障ったのでしょうね~。
すぐ「ムキ」になるところが自分と似ているような気がします。。
いいか?オイ。
オレが"男の足"を揉まねえからって、
マーセルスがアントワンを
バルコニーから"突き落としてイイ"ってコトにはなんねんだよ!
それでヤツは、まともに"しゃべれなく"なっちまったんだぞぉ?
オレならそんな"マネ"されたら黙ってねえ!
寝たきりにでもならねえ限り、ヤツを"ブッ殺し"に行く!
オレだって"イイ"とは言ってないよ。
足のマッサージくらい"何でもない"ってのは違う。
そう言ってんだよ。
俺も大勢の"オンナ"の足を揉んでやったけど、
足揉んで"何もないか"っていうと、それは違う!
お互い何も無いような顔してるけど、"ホント"はあるんだ!
だからヤバイんだ!
"アレ"は感じるモンがあるんだ。
口に出しては言わねえが、ホントは"ビンビン"感じてる!
マーセルスは"ソレ"を知ってんだよ!
"アントワン"もそのくらい分かってしかるべきだぜ。
相手は"マーセルスの女房"だぜ?
マーセルスが"笑って"済ませると思うか?
言ってること分かるだろう?
(何度かうなづいて)"面白い"考えだな。行こう!さぁ"仕事"だ!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
ここでのジュールスの話を聞くと、
恐らくジュールスは「アントワン」と仲が良かったんでしょうね。
エレベータに乗る前の会話で
「俺は黒人仲間をデブとは言わねえ」なんて言ってましたし。
だから、「女房の足を揉んだくれえでバルコニーから突き落としたマーセルス」に対して、
不信感というか敵対心が芽生えているような感じですね。
ハッキリと「ヤツ(マーセルスのこと)をブッ殺しに行く!」と言ってますもんね。
自分のボスを「ブッ殺す」なんて、何気に相当ヤバイこと言ってると思います。
その後、ヴィンセントから反論されます。
この反論は説得力があるものでした。
それを聞いてジュールスはこう答えます。
「面白い考えだな。行こう!さぁ仕事だ!」
考えたジュールス
ズルイっすね~。
「賛成」も「反対」もしない、それが「面白い」なんです。
恐らくジュールスは「確かにその通りだな」と思ったのでしょう。
でも、「そうだな。」と返すと、自分が「負け」た感じになってしまう。
それが嫌なジュールスは考え、「面白い考えだな」と返したのでしょう。
負けず嫌いなジュールス
しかもその後間髪入れず「行こう!さぁ仕事だ!」と付け加えます。
この「行こう!」を付け加えることによって、
相手に反論させない雰囲気を作りました。
「俺たちは仕事で来てるんだ。もうこの話はこれで終わり!」
と言わんばかりに強制的に話を終了させてしまいます。
この辺も良いですね~。
ジュールスは相当な「負けず嫌い」なのか、
「ヴィンセントだけには負けたくない」というような
「対抗意識」があるのかも知れないですね~。
次はいよいよブレットたちの部屋に入って、
「オシオキだべ~」の時間です。
何食ってんだ?
「ビジネスパートナー」のブレットたちを粛清する時の話。
朝食にハンバーガーを食べているブレットにジュールスが絡みます。
どうやら"朝飯"の最中に来ちまったようだな。
ワリィワリィ。
何食ってんだ?
ハ、ハンバーガー、、、
"ハンバーガー"か!!
栄養満点の朝飯の"代表"じゃねえか!!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
コレ、ゼッタイ「悪い」と思ってない人の言い方ですよね。
「ワリィワリィ」って。
しかし、このブレットたちも何故逃げずに
「アジト」に居るようなマネをしたんでしょうか。
風貌も見るからに「シロウト」クサイですし。
「トレインスポッティング」的な感じで、
頑張って取引しようとしたんでしょうかね?
何のハンバーガーだ?
話を戻し、ジュールスは続けます。
何の"ハンバーガー"だ?
あぁ、、チ、チーズバーガー。。
どこで"買った"か聞いてるんだよ!
"マクドナルド"か、
"ウェンディーズ"か、
"ジャック・イン・ザ・ボックス"か。
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
これ、聞き方が悪いですよね?
「何のハンバーガーだ?」って聞かれたら、
自分でも「チーズバーガー」って答えてしまうでしょう。
ジュールスに怒られちゃいます。
ちなみに日本に「ジャック・イン・ザ・ボックス」ってあるんですかね?
ウィキペディアにはこう書いてありました。
概要
2005年時点では、アメリカ合衆国内で第5位のハンバーガーチェーン店である[1]。アメリカ合衆国西海岸を中心に21州で2200店舗を展開している[2]。
1951年にカリフォルニア州サンディエゴでロバート・O・ピータースン(英語版)が創業したが、翌1952年にはサンディエゴ・コミッサリー・カンパニーに売却された[1]。創業時のメニューはハンバーガー、フライドポテト、ミルクシェイクのみであった[1]。
ジャック・イン・ザ・ボックスは、南カリフォルニアを中心にフランチャイズ展開を行った。店舗は高い看板が掲げられており、びっくり箱(Jack-in-the-box)の中から飛び出してくるようなピエロが描かれていた[1]。また、ジャック・イン・ザ・ボックスはいち早くドライブスルー方式を取り入れたことでも知られる[1]。
1968年にはラルストン・ピュリナ(英語版)の100%子会社となった[1]。
1970年代になると、ジャック・イン・ザ・ボックスは朝食メニューの提供を開始し、1976年にはオムレツも販売するようになる[1]。1979年には店舗数を1100店まで増やしたが、その後は一部の店舗を売却したり、メニューを増やすといった再編が行われ、1985年にはLOB取引によって、ラルストン・ピュリナから投資グループに買い取られる[1]。1999年には社名をジャック・イン・ザ・ボックスに変更した[1]。
企業スローガンは1994年から2009年までは"We don't make it til you order it."、それ以後は"eat it. any time."。
出典:ウィキペディア
どうやら日本未上陸のようですね~。残念!
アメリカに行った際には是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。