会話集・画像の引用について
会話集は全て映画「パルプ・フィクション」から引用しています。
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
「ジュールス・ウィンフィールド」(サミュエル・L・ジャクソン)の魅力
クエンティン・タランティーノ監督の映画「パルプ・フィクション」の中で
誰が一番好きか?と聞かれたら、あなたは「誰」と答えるでしょうか。
サブキャラも結構「クセ強」の人たちで固められているので、
結構悩むのではないでしょうか。
個人的には「ジュールス」一択!
主人公の「ヴィンセント・ヴェガ」でしょうか?
それとももう一人の主人公と位置づけされている「ブッチ・クーリッジ」でしょうか?
自分なら、「ジュールス・ウィンフィールド!」と即答するでしょう。
結構「ジュールスが好きだ!」という方も多いのではないでしょうか。
どこが魅力?
では、一体「ジュールス・ウィンフィールド」という男のどこが好きなのでしょう?
自分は何となく「カッコイイから」と思っていましたが、
ちょっと一度冷静になって「何がそんなに好きなのかな~?」と考えてみました。
結果、↓この辺が「好きだ!」と感じたところでしたね。
- 単純に「見た目」が好き
⇒「アフロ」や「モミアゲ」がステキ。
ちなみに「アフロ」は「ズラ」です。
一説によると、タランティーノが現場にあった「アフロのズラ」を面白がって、
被らせたと聞いたことがあります。
- 回りくどい言い回し
⇒言葉に「深み」が出る。
実生活でも「簡潔に短く」説明することが大事だと思いますが、
稀に「回りくどく」言った方が分かりやすいということもありますよね。
- 他を圧倒する「目力」!
⇒「目は口ほどにものを言う」ってやつですかね。
元々、サミュエル・L・ジャクソンの「目ん玉」がまん丸なので、
「カッ!」と開くとオッカナイす。
- 頼れる男
⇒「ヴィンセント」のミスや、「ハニー・バニー」のパニックもフォロー。
何だかんだ文句言ったり、パニクってるように見えますが、実は冷静な男なんですよね。
いつも誰かのせいで大変な目に遭っていますが、
その持ち前の「冷静な判断力」で全ての災難を振り払っています。
ということで、「ジュールス・ウィンフィールド」の魅力に迫りたいと思います!
ジュールス&ヴィンセント篇
ジュールスは結構言い回しが回りくどいタイプです。
自分も結構この人の言い回しに影響されて、
回りくどく説明するようになってしまいました。
テレビの説明
ヴィンセントに「パイロット版」の説明をするときの話。
テレビの"シリーズ"あんだろ。
オレ、"テレビ"は観ない主義。
観なくたって、世の中に"テレビ"ってモンがあって、
そこでしょっちゅう
何かしらの"番組"をやってるコトぐらい知ってるだろ?
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
「テレビ観ない主義」と言われたら、「あぁ、そうなのか。」だけで良いですよね。
わざわざ「世の中にはテレビってもんがあって~」なんて説明しないですよ。普通。
面白いっす。
マーセルスの女房の「足を揉む」ことについて
ヴィンセントが「アントワンにも責任がある」というような話をした時のコト。
とにかくマーセルスの"若い女房"を自分の手で触ったんだ。
まぁ"アソコをナメまくった"っていうより軽いけどさ~。
でも結局"似たような"モンだろ。
オイオイオイオイオイ、ちょっと待てよ。
"アソコをナメる"のと"足を揉む"のとではえらい違いだぜ?
いや~、"根本"は同じようなもんだ。
どこが"同じ"だ?全然違うだろ!
いいか?お前の揉み方が"過激"なのかも知んねえけど、
女房の"足に触る"のと、
一番大事なトコに"ベロ突っ込む"のとじゃあ、
えらい違いだ!
やってることの"レベル"が違う!
根本から違ぁう!
"足を揉む"くらいどってことねぇ!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
いや~、回りくどいっすね~!
「でも結局似たようなもんだろ。」に対しては、「いや、似てねえよ!全然違うだろ!」で終わる話です。
これをこんなに長く回りくどく否定するってのも面白いですね。
しっかし、ここまでムキになって否定するのはなぜでしょう?
単にジュールスが「ムキになりやすい」だけなのかも知れませんが、
実はジュールスは「誰かの女房の足」を、よく揉んでいて、
それを自分が言われたみたいな感じになって「ムキ」になってるってことはないですかね。
タランティーノだったらこんな「裏の設定」まで
ちゃんと考えてそうだから面白いです。
この後の話も面白いです。
足を"揉んだ"コトあんのか?
フッ、、、言ってくれるじゃねえか!
足のマッサージならオレは"プロ"並みだ!
誰かに"しょっちゅう"やんのか?
あぁあ!上手いもんだぜ?
"ツボ"を心得てるし、"最高だ"って言われる!
(にじり寄って)、、、相手が"男"でも足揉んでやるか?
、、、、、、、"バカタレ"、、、
"しょっちゅう"やってんだろぉ~?
ウルセーよ!
"なぁんかクタビレちったな~!足揉んでくんねえかな~!"
オイオイオイオイ!いい加減にしろよ?
"ムカ"ついて来たぞ?オレぁ~。
フッ、、、!
画像出典:映画「PULP FICTION」
字幕翻訳:戸田奈津子
吹き替え翻訳:徐 賀世子
この「しょっちゅうやってんだろぉ~?」の言い方が絶妙です!
ココは20回以上観てますね。
是非本編でご堪能ください。